#010 Ultrasphere 4.5
高い断熱性と快適性を備えながら羽根のように軽く驚くほどコンパクトなエアマットレス
過酷なアウトドアでの野営に欠かせないスリープマットは、寝袋と同じくらい睡眠の質を大きく左右する重要な装備のひとつ。
Ultrasphere 4.5 は、その高い断熱性からは想像できないほどの軽さとコンパクトさを兼ね備えたオールシーズン対応・エア注入式マットレスです。
アワードでの受賞歴もあるその画期的な構造は、わずか 370 グラムの重量でありながら「4.3」という高いR値(断熱性能)を実現。さらに8センチという十分な厚みはサポート力に優れ、双方向バルブとインフレーションサックで素早いセッティングという高い実用性も兼ね備えています。
確かな保温性と軽量コンパクトさ、そして充実の機能性を誇る Ultrasphere 4.5 は登山やスルーハイキング、数日間の山岳ランニング、バイクパッキングなど、さまざまなアドベンチャー旅行に対応し、1日の終わりに最小限の労力で、次の日に必要なエネルギーを補給できます。

2層のTILT反射フィルムと内部のオフセット構造により、重量やかさばりを増やさずに積雪期までカバーする高い断熱性を実現
Ultrasphere 4.5 の断熱性は、世界標準の断熱性基準であるR-Valueで「4.3」という高い数値を備えており、年間を通して活用できる高い汎用性を有しています。それでいて、本体重量370グラム、非常にコンパクトな収納サイズを実現。「高断熱性」と「軽量コンパクトさ」という、マットレスに最も重要な2つの特徴を高い次元で兼ね備えています。
その秘密は、熱を内部で効率よく反射させることで輻射熱の損失を減らす独自技術「TILT (Thermo Ionic Lining Technology) テクノロジー」を使用した熱反射フィルムと、暖められた空気の対流を防ぐオフセットされたバッフル構造にあります。
TILT テクノロジーによって、重量を加算することなく、そして通気性も損なうことなく、身体から発せられる熱を内部で反射させて輻射熱の損失を従来より最大15~30%も削減することができます。
※TILT テクノロジーについてはこちらの特集ページで詳細に解説しています。
また、マット内部の各バッフルを繋ぐ通気孔は互い違いに並んでいることで無駄な対流を妨げ、こちらも熱の損失を最小限に抑えます(下イメージ図参照)。

この2つの仕組みが組み合わさることによって、業界でもトップクラスの重量当たり断熱力を可能にしています。
十分な厚みとフラットな表面、ノイズも気にならない快適さ
不整地での安眠は地面の凸凹を吸収する十分な厚みとフラットな表面が重要です。Ultrasphere 4.5 の厚みは「8cm」と十分な厚さを備えており、仰向けはもちろん、横向き寝でも身体が地面に触れることはありません。

表面は横方向のチューブが並んだ水平(横)型のバッフル構造になっており、凹凸が少なくフラットで快適な寝心地を実現しています。
一般にフィルムの封入されたマットレスにありがちな、睡眠を邪魔するようなカサカサとしたノイズもほとんどありませんので、自然のなかでの静かな夜を満喫することができます。
無駄をそぎ落としたテーパードミイラ形状
重量と快適性のベストなバランスを考慮し、マットレスは角を省略して足元に向かってテーパードされたマミー形状。足先は過度に細くはなっていないため、最低限の寝心地も失っていません。
簡単に膨らませたり縮めたりできる薄型の双方向バルブ
マットレスの空気注入口は1つのバルブで「注入・排出」を行うことができる、二重構造による2WAYバルブシステムを採用しています。薄型でフラットな作りのため、寝るときや収納時にも邪魔にならない作りです。

遊び心のある付属のポンプサックは容量が大きく、3~4回ほどで満充填することができます。
ミシックウルトラ 120 モジュラー スリーピングバッグと組み合わせて、700g 未満の超軽量スリーピング・システムが完成
背面の中綿を省略したRabの超軽量ダウンシュラフ「Mythic Ultra 120 Modular」と組み合わせることで、合計重量 700 g 未満で 0℃の低温にも対応する (※) 軽量スリーピング・システムが完成します。
※Rabの独自基準での評価によります
軽さとスピードを優先するハイカーや登山者、アルピニスト、サイクリストなど幅広いアクティビティにフィットするUltrasphere 4.5 は、年間を通じてアウトドアを楽しむ要求の厳しい愛好家でもきっと満足させてくれるはずです。